各コード上で使えるスケールを覚えよう!ということで、メジャースケールのダイアトニックコード上で使えるスケールを7つの記事に分けて紹介しているシリーズ!
今回の記事ではエオリアン(Aeolian)というスケールをご紹介します!
エオリアンはメジャースケールを6番目の音から並び替えた時にできるスケール。
ダイアトニックコードではⅥm7上で使うことのできるスケールです。
そして6番目の音から並び替えた時に出来るという事は、先日公開した記事にてご紹介したナチュラルマイナースケールと同じですね!
▼ナチュラルマイナースケールについて書いた記事はこちら
【初心者向け】マイナースケール3種類!それぞれ比較しながら紹介!
Ⅵm7上で使えると暗記してしまっても良いのですが、ダイアトニックコード以外のコードのスケールを考える時に役に立ちますので、コードスケールを考える際の視点からも見ながら覚えてみましょう!
エレキベースでの指板上でのポジションや、弾く時の指の運び方も画像とTAB譜でご紹介していますよ!
ぜひ参考にしてみてください!
なお!
以前公開した記事にて、メジャースケールをそれぞれの音から並べ直して出来る7種類のスケールを一覧でおおまかにご紹介しました!これらのスケールそのものがあまりわからないなという方は、そちらの記事も読んでみてくださいね!
ダイアトニックスケールとモードについてご紹介!7つのスケールを確認!
ではいってみましょう!
もくじ
コードスケールの考え方で見てみる
同シリーズの他のスケールの記事でも触れていますが、コードスケールとは「コード上で使うことのできるスケール」のこと!
考え方は「コードトーンを並べてその隙間をキーのダイアトニックスケールで埋める」という方法です。
Key=CのⅥm7(Am7)で考えてみましょう!
- コードトーン→A C E G
- 隙間を埋めるダイアトニックスケールの音→B D F
- 出来上がるスケール→A B C D E F G(Aエオリアン=Aナチュラルマイナースケール)
となります!
このことも頭の片隅に置きながら、Ⅵm7で使えるスケールはエオリアンと覚えておきましょう!
エオリアンを細かく見てみる
さて、それでは引き続きKey=CでAエオリアンを細かく見てみましょう!
まずは五線譜に並べてインターバルをチェック!
五線譜で確認
五線譜に並べてみるとこのようになりますね。
インターバルは画像に記載してあるようになります。
先ほど隙間を埋めた音はそれぞれコードのテンションとアボイドノートなので、エオリアンのアボイドノートはm6となります!
また、こちらも他のスケールの記事で触れたましたが、モードはメジャーモードとマイナーモードに分けられていて、3つ目の音がメジャーかマイナーかで分類します。
エオリアンはマイナーモードですね!
Cから並べてみよう
さて!では次はスタートの音をAではなくCから並べて、Cエオリアンでもう少し確認してみましょう!
メジャースケールを6番目から弾いたスケールとだけ覚えてしまうと応用が利かなくなってしまうので、ぜひチェックしてみてくださいね!
Cエオリアンはこのようになります!
この時、エオリアンのスタートの音がC(=メジャースケールの6番目の音がC)ということは、キーはE♭だということがわかりますよね。
これを「Cエオリアンのトーナル・センター・オブ・ザ・キーはE♭」と言います。
ややこしいですが一緒に覚えてしまいましょう!
それではCエオリアンをエレキベースの指板上で確認してみます!
指板上で確認
例をあげるとこのようになりますね!
TAB譜で確認
そして実際に演奏する際の指の運び方をTAB譜で見てみましょう!
例えばこのようなパターンが考えられます!
他のパターンも考えられますので、いろいろ織り交ぜながらぜひ実際に演奏してみてくださいね!
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まとめ
Ⅵm7上で使うことのできるスケール、エオリアンについてご紹介してきました!
残りの6つのスケールも同様にTAB譜付きでご紹介しています!
ぜひチェックしてみてください!
この記事が皆さんのお役に立てますように!
では!
その他のスケールの記事はこちら
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【フリジアン編】各コード上で使えるスケールを覚えよう!TAB譜付き
【リディアン編】各コード上で使えるスケールを覚えよう!TAB譜付き
【ミクソリディアン編】各コード上で使えるスケールを覚えよう!TAB譜付き
【ロクリアン編】各コード上で使えるスケールを覚えよう!TAB譜付き
当ブログでの記事執筆において、自身が音楽理論を勉強した際に使用した資料に加え、書籍や現在インターネット上に公開されている記事等を参考とさせて頂いております。
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参考文献:サルでも分かる音楽理論 上巻 下巻
音楽理論が細かく丁寧に説明されていて、とてもわかりやすい一冊です。
記事執筆時など、筆者も辞書がわりに今も参考にしています。
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