各コード上で使えるスケールを覚えよう!ということで、メジャースケールのダイアトニックコード上で使えるスケールを7つの記事に分けて紹介しているシリーズ!
今回の記事ではロクリアン(Locrian)というスケールをご紹介します!
ロクリアンはメジャースケールを7番目の音から並び替えた時にできるスケール。
そしてダイアトニックコードではⅦm7♭5上で使うことのできるスケールです。
そのまま暗記してしまっても良いのですが、ダイアトニックコード以外のコードのスケールを考える時に役に立ちますので、コードスケールを考える際の視点からも見ながら覚えてみましょう!
エレキベースの指板上でのポジションや、弾く時の指の運び方も画像とTAB譜でご紹介していますよ!
ぜひ参考にしてみてください!
なお!
以前公開した記事にて、メジャースケールをそれぞれの音から並べ直して出来る7種類のスケールを一覧でおおまかにご紹介しました!これらのスケールそのものがあまりわからないなという方は、そちらの記事も読んでみてくださいね!
ダイアトニックスケールとモードについてご紹介!7つのスケールを確認!
ではいってみましょう!
もくじ
コードスケールの考え方で見てみる
同シリーズの他の記事でも触れていますが、コードスケールとは「コード上で使うことのできるスケール」のこと!
考え方は「コードトーンを並べてその隙間をキーのダイアトニックスケールで埋める」という方法です。
Key=CのⅦm7♭5(Bm7♭5)で考えてみましょう!
- コードトーン→B D F A
- 隙間を埋めるダイアトニックスケールの音→C E G
- 出来上がるスケール→B C D E F G A(Bロクリアン)
となります!
このことも頭の片隅に置きながら、Ⅶm7♭5で使えるスケールはロクリアンと覚えておきましょう!
ロクリアンを細かく見てみる
さて、それでは引き続きKey=CでBロクリアンを細かく見てみましょう!
まずは五線譜に並べてインターバルをチェック!
五線譜で確認
五線譜に並べてみるとこのようになりますね。
インターバルは画像に記載してあるようになります。
先ほど隙間を埋めた音はそれぞれコードのテンションとアボイドノートなので、ロクリアンのアボイドノートはm2となります!
そして!
モードには特性音(キャラクタリスティックノート)というものがあって、マイナーモードはエオリアンと比較して考えます。
エオリアンとの違いは2番目と5番目の音なので、ロクリアンの特性音はm2(♭2)とdim5(♭5)となります!
また他のスケールの記事で、モードはメジャーモードとマイナーモードに分けられていて、3つ目の音がメジャーかマイナーかで分類するとご説明しました。
しかし、ロクリアンは特殊なモードとして考えられています。
そのように覚えておきましょう!
Cから並べてみよう
さて!では次はスタートの音をBではなくCから並べて、Cロクリアンでもう少し確認してみましょう!
メジャースケールを7番目から弾いたスケールとだけ覚えてしまうと応用が利かなくなってしまうので、ぜひチェックしてみてくださいね!
Cロクリアンはこのようになります!
この時、ロクリアンのスタートの音がC(=メジャースケールの7番目の音がC)ということは、キーはD♭だということがわかりますよね。
これを「Cロクリアンのトーナル・センター・オブ・ザ・キーはD♭」と言います。
ややこしいですが一緒に覚えてしまいましょう!
それではCロクリアンをエレキベースの指板上で確認してみます!
指板上で確認
例をあげるとこのようになりますね!
TAB譜で確認
そして実際に演奏する際の指の運び方をTAB譜で見てみましょう!
例えばこのようなパターンが考えられます!
他のパターンも考えられますので、いろいろ織り交ぜながらぜひ実際に演奏してみてくださいね!
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まとめ
Ⅶm7♭5上で使うことのできるスケール、ロクリアンについてご紹介してきました!
残りの6つのスケールも同様にTAB譜付きでご紹介しています!
ぜひチェックしてみてください!
この記事が皆さんのお役に立てますように!
では!
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【ドリアン編】各コード上で使えるスケールを覚えよう!TAB譜付き
【フリジアン編】各コード上で使えるスケールを覚えよう!TAB譜付き
【リディアン編】各コード上で使えるスケールを覚えよう!TAB譜付き
【ミクソリディアン編】各コード上で使えるスケールを覚えよう!TAB譜付き
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当ブログでの記事執筆において、自身が音楽理論を勉強した際に使用した資料に加え、書籍や現在インターネット上に公開されている記事等を参考とさせて頂いております。
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参考文献:サルでも分かる音楽理論 上巻 下巻
音楽理論が細かく丁寧に説明されていて、とてもわかりやすい一冊です。
記事執筆時など、筆者も辞書がわりに今も参考にしています。
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