バンドスコアなどを見ていると、エレキベースの様々な奏法が登場しますよね!
グリッサンドやチョーキング、ハンマリングやプリング・オフなど!
どのテクニックも、エレキベースを演奏する際の表現の幅をググッと広げてくれます!
その中でもこの記事では、スライド奏法についてエレキベース初心者の方向けに解説!
どんなテクニックなのか、TAB譜を使った練習フレーズと演奏する時のコツ、そしてうまくできない時のおすすめグッズまでご紹介します!
ぜひ参考にしてみてください!
もくじ
スライドとは
さて!
まずはスライド奏法とはどんなものなのか、改めて確認してみましょう!
スライド奏法とは、一度弦をピッキングした後に、弦を押さえたまま目的のフレットに移動して、音を繋げて演奏するテクニックです!
この時の大きなポイントは、目的の音ではピッキングをしないという事!
よく「グリッサンド」と混同されがちですが、スライドは「スタートの音とゴールの音が決まっている」のに対してグリッサンドは「どの音からスタートするか、またはどの音をゴールとするかが決まっていない」という違いがあります!
スライドとグリッサンドを一緒に練習するのも良いのですが、初心者の方がしっかり区別できるようにグリッサンドについては別の記事で解説しています!
気になる方はそちらもぜひチェックしてみてください!
▼グリッサンドの記事はこちら
【初心者向け】エレキベースのグリッサンド(グリス)を丁寧に解説!
では続いてスライド奏法はTAB譜でどのように表記されているのでしょうか。
続いて見てみましょう!
TAB譜での表記
TAB譜でのスライド奏法の表記はこのようになります!
スラーで繋げてスライドの「S」を書くんですね!
上記の図を細かく見ると「3弦5フレットを弾く→弦を押さえたまま指を7フレットまで滑らせる」という演奏と、「2弦7フレットを弾く→弦を押さえたまま指を9フレットまで滑らせる」という演奏となります。
実際に音声で確認してみるとこのようになります!
いかがですか?
最初にご説明したように、スライドによって到達したフレットでピッキングをしないのがとても大きなポイントです!
独特なニュアンスを再現することができます!
まずはぜひ上記のフレーズを真似しながら練習してみてください!
スライド奏法のニュアンスを感じることができたら、今度は練習フレーズにチャレンジしてみましょう!
スライド練習フレーズ
それではスライドの練習フレーズをご紹介します!
こちらです!
こちらのフレーズは4弦を使って一定のリズムでスライドが練習できるようになっています。
2小節目の音が下がるスライドはちょっと難しいですよね。
音声でも確認してみましょう!
いかがでしょうか!
音声データも参考にしながら、まずは人差し指で押弦して練習してみましょう!
そしてスムーズに弾けるようになってきたら、今度は同じ動きのフレーズを3弦・2弦・1弦で練習したり、人差し指だけではなく中指・薬指・小指で押弦してもスライドができるように練習してみてくださいね!
演奏する時のコツ
さて!
練習フレーズをご紹介しましたので、スライド奏法のコツもお伝えします!
それはこちら!
コツその1 程よい力で押弦する
まず最初のコツは程よい力で押弦すること!
力を入れ過ぎるとスムーズに指を滑らせることが出来ませんし、かつ力を抜き過ぎると音がビビってしまいます。
とくに初心者の方は薬指と小指はなかなか力が入らなくて、押弦そのものが上手にできないものです。
まずは音がビビらない程度の力で弦をおさえて、そのまま滑らせてみましょう!
きっと上手にスライドすることができるはずです!
コツその2 最初の音をしっかりピッキングする
次のコツは最初の音をしっかりとピッキングすること!
スライド奏法では目的の音ではピッキングをしないので、最初にしっかりと弦を弾かないと音が聞こえなくなってしまいます。
押弦同様に力を入れ過ぎる必要はありませんが、しっかりとピッキングしましょう!
コツその3 目的のフレットにしっかり到達する
3つめのコツは目的の音のフレットにしっかりと着地すること!
おそらくここが一番難しいと思います。
練習フレーズではスライドの移動幅を2フレットとしてありますが、フレーズによってはもっと距離のあるスライドも登場してきます。
ポイントは目的のフレットをしっかりと確認しておく事!
弦を弾いた時に目的のフレットをしっかりと意識しておいて、リズムを崩すことなくスライドして着地できるようにしましょう!
その際にフレットのキワを押さえないと音がビビってしまいますので、一緒に気を配って練習しましょうね!
おすすめグッズ
それでは最後にスライド練習の際のおすすめグッズをご紹介します!
それはこちら!
指板潤滑剤です!
TONE ( トーン ) / FINGER EASE ギター弦クリーナー 指板潤滑剤
指板潤滑剤とは、クロスに吹きかけてから弦を拭くことで、運指が滑らかにできるようになるというもの!
メンテナンスグッズの定番なので、すでに持っているという方もいらっしゃると思います!
スライド奏法の練習をしていて、「なんだか指がひっかかるなぁ」と思ったらぜひ使用してみてください!
改善される可能性がありますよ!
また指板潤滑剤は弦のサビを防止する効果もありますし、スライドに限らず演奏そのものを行いやすくしてくれます。
ライブ前に必ず使用する方もいらっしゃいますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
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まとめ
エレキベース初心者の方向けに、スライド奏法について解説してきました!
身に付くと、演奏中に自然と行なっていたりもする程に身近な演奏テクニックです!
ぜひ記事を参考にしながら練習してみてくださいね!
この記事がみなさんのお役に立てますように!
では!
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