【エレキベース初心者向け】ピックの選び方と形や素材等を紹介!

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エレキベース初心者に向けてピックの形や素材等と選び方を解説したブログのサムネイル画像

エレキベースを演奏するときの奏法には様々なものがありますが、代表的なもののひとつが「ピック弾き」!

疾走感溢れる、パワフルなピック弾きってとても憧れますよね。

でも、エレキベース初心者の方の中には「ピックって種類が多くてどれを使えばいいのかわからない」という方もいらっしゃると思います。

そこで!

今回の記事ではエレキベース初心者の方に向けて、ピックの選び方をご紹介します!

ピック弾きの特徴と、ピックの形や素材などをもあわせて解説していますよ!

ぜひ参考にしてみてくださいね!

もくじ

ピック弾きの特徴

ピック弾きにはどのような特徴があるのでしょうか。
もちろんプレイヤーによって違いはありますが、一般的によく紹介されているのはこちら!

  • 力強い硬めのサウンド
  • カチッという特徴的なアタック音

これらは指弾きではなかなか再現することのできない点ですよね。そして音の力強さや硬さ、アタック音はピッキングの仕方やピックによっても変えることができます。うーん奥が深い・・・。

そして筆者は上記に加えてもう1つ特徴があると考えていて、それはこちら!

  • 疾走感のある演奏

です!
テンポの速い楽曲をピックで演奏した際の疾走感は、指弾きにはない安定感もあります。

ロックバンドLUNA SEAのベーシスト、Jさんのピック弾きはとてもかっこ良くて参考になりますので、ぜひ一度聴いてみてください。
※音楽再生時の音量にお気をつけ下さい。

▼YouTubeでのご視聴はこちら
LUNA SEA - 「ROSIER」MV

ピックの形

続いてピックの形についてお話します!

ピックの形はとても沢山の種類がありますが、ポピュラーなものだと以下の4種類です!

トライアングル(おにぎり、三角形)型

正三角形を基本にした形をしていて、丸みを帯びているおにぎり型や、角がある三角形型などがあります!

面積が広いので安定して握りやすいのが特徴で、3つの角を全部使えるので、一箇所が削れてきても他の角を使うことができます。

ギターのコードストロークに向いていると言われていますよ!

ティアドロップ型

二等辺三角形のような形をしていて、トライアングル型に次いでポピュラーな形です!

先端がシャープなので細かい動きや素早いピッキングに向いています。
ギタリストで使用している方が多いですね!

ジャズ型

一般的にはティアドロップ型よりもさらに小さく、より先端がシャープになっている形のピックをジャズ型といいます!

単音での細かいピッキングをしっかりと演奏したいという方が使用していることが多いピックです。

丸型

角のある形の印象が強いピックですが、丸い形のピックもあります!

指で弾いた際の音に近い柔らかい音で演奏できるのが特徴。
ピックでソフトな音を出したい!という時にとても重宝するピックです。

上記以外にも、親指にはめて使う「サムピック」という種類などもあります。
楽器店に行った際にはぜひピックコーナーに立ち寄って、いろいろ見比べてみてくださいね!

ピックの素材

ギターやベースを演奏する際に使うピックが机の上に置かれている画像

次はピックの素材について解説!

聞きなれない言葉が多いですが、素材は音色だけでなく握った際の触り心地にもとても影響します。
ぜひ読んでみてください!

セルロイド

ピックの素材の中では最も定番のものです!

柔軟性が高く、音の強弱がつけやすくオールジャンルで活躍します。
表面はツルツルとしていて、削れやすく消耗が早めです。

ポリアセタール

こちらもピックの素材の定番として使われているものです!

つや消しのような質感で、セルロイドと同じく様々な音楽ジャンルで活躍しています。音質はセルロイドより硬めです。

ウルテム

べっ甲に似ていると言われている素材で、人間の爪で弾いたような温かみのある音が出るのが特徴です!
樹脂で作られているので削れにくく、消耗しにくいです。

ナイロン

衣類にもよく使われている素材ですね。
柔軟性が高く、アタックが弱めな柔らかい音がでます。

水分によって硬度が変わるので、汗をかきやすい場所や激しいステージングには不向きという一面もあります。

アクリル

硬い性質をしている素材で、アクリルで作られたピックは透明なガラスのような見た目をしています。

しなりが少なく硬質が音が出て、価格は一般的なピックと比べると高めです。

ピックの厚さ

続いてはピックの厚さについて!

メーカーによって呼び方やどの厚さで分けるのかという点に違いはありますが、ピックの厚さは大きく4種類に分けることができます!

単純ですが、薄いピックほどしなりやすく厚いピックほどしなりにくくなり、音色や演奏性に大きく影響します。

それぞれ見てみましょう!

シン(Thin)またはソフト(Soft)

約0.5mm程度の厚さです!
良くしなるので一般的には柔らかい音が出るといわれています。
アコースティックギターのコードストロークに使用されている方が多いですよ。

ミディアム(Medium)

約0.7mm程度の厚さです!
しなりすぎず、かつアタック感のある音を出す事ができます。
ベースで使う場合は、最初はミディアムのピックから使い始める方が多い印象です!

ヘビー(Heavy)またはハード(Hard)

約1mm程度の厚さです!
しなりが少ないため、硬くてパワフルな音を出す事ができます。
この厚さあたりから、ピッキングした際の弦から跳ね返ってくる指へ感触が強くなってきます。

エクストラヘビー(Extra Heavy)など

約1.5mm~の厚さです!
厚みがありほとんどしならないため、早いフレーズを演奏したい方向けといわれています。
弦に対するピッキングの負荷が強くなるので切れやすくなります。
また、厚みがあって握りにくいと感じる方も多いです。

ベース向きと言われているピックは?

スタジオでギターを演奏している男性の画像

楽器店のピックコーナーに並んでいるピックは、ギター用とベース用に分かれていることはあまりありません。しかし、その中でもベース向きと言われているピックがあります!

それは、比較的大きさと厚みのあるピックです。

ベースは弦が太く張力が強いので、小さいピックだと落としてしまいやすいですし、薄いピックだと割れてしまうことが多くなります。
そのため大きさと厚みのあるピックがベース向きと言われているのです。

なお、素材は定番のセルロイドまたはポリアセタールがやはり一般的。

そうすると、総合的に考えるとセルロイドはまたポリアセタールのトライアングル型で厚さはヘビーのピックがおすすめと言えます!

ベース用ピックもあります

ちなみに!ベース用のピックも販売されているのでご紹介します!

PICKBOY ( ピックボーイ ) / BP-24XH

他のブランドからも発売されているかと思いますが、筆者がベース用ピックとしてすぐに思い浮かぶのはこちらのピックです。

正三角という特徴的な形状とレインボーカラーが鮮やかなベース向けピック!
厚さは1.20mmです!

もし楽器店などで見かけた際はぜひ手に取ってみてください。

PICKBOY ( ピックボーイ ) / BP-24XH

PICKBOY ( ピックボーイ ) / BP-24XH

ピックの選び方

ステージ上でエレキベースをパワフルに演奏している男性の画像

それでは最後にピックの選び方をご紹介します!

とにかく色々試してみるというのももちろんですが、筆者が初心者の方におすすめと考えているのはこちら!

  • 素材はセルロイドとポリアセタール
  • 形はトライアングルとティアドロップ
  • 厚さはヘビー(ハード)

のピックをまずは手にとって、演奏するときのように握ってみること!

そして素材は触り心地や指先での滑り具合を、形は握りやすさを比較して、ご自身にしっくりくるものを選ぶという方法です!

音色や演奏しやすさ、練習しやすさを考えると、厚みはヘビーで始めるのが良いと筆者は考えています。

可能であれば、形はトライアングルとティアドロップを一枚ずつ用意して使ってみて下さい。
まずはそこからスタートして、ご自身の基準を明確にしてから形違いや厚み違いを選んでいくのがおすすめです!

ちなみに筆者がメインで使っているピックはこちら!

JIM DUNLOP ( ジムダンロップ ) / TORTEX TRIANGLE 0.73mm

JIM DUNLOP ( ジムダンロップ ) / TORTEX TRIANGLE 0.73mm

JIM DUNLOP ( ジムダンロップ ) / TORTEX TRIANGLE 0.73mm

こちらのピックの素材はTORTEXといって、ポリアセタールの一種であるデルリンという素材を特殊処理したもので触り心地が良く滑りにくいのが特徴!
このピックの0.73mmのトライアングル型を基準に、求める音や演奏のニュアンスによって厚みや形を変えています。

なお、販売ページのリンク先、楽器通販大手のサウンドハウスでは様々なピックが販売されています!
ピック以外に機材等もたくさん掲載されているので見ているだけでも楽しいですよ!
ぜひチェックしてみてくださいね!

サウンドハウスのトップページはこちら→サウンドハウス

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まとめ

エレキベース初心者の方に向けて、ピック弾きの特徴、ピックの形や素材など、そしてピックの選び方をご紹介してきました!

プレイヤーによって演奏しやすいピックというのは本当に様々です。
演奏シーンや求める音色、ご自身のコンディションによっても、昨日と今日で使いやすいピックが変わることもあると思います。

ここまでの内容を参考にしながら、ぜひご自身にあうピックを探してみて下さい!
この記事が皆さんのお役に立てますように!
では!

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