「エレキベースが欲しい!でも、種類がたくさんあってどれを買ったらいいのかわからない・・・」
そんなお悩みはありませんか?
たくさん種類のあるエレキベース。
でも実は、定番のモデルや小柄な方でも演奏しやすいモデルがあるんです!
初めて購入する1本を選びたい方から、2本目にもう少し本格的なエレキベースが欲しいという方まで、エレキベース初心者の方にむけて、楽器店に行く前に知っておいた方が便利な事やエレキベースの種類、おすすめのメーカー、そしてオススメのエレキベース8選などをご紹介!
ぜひ参考にしてみてくださいね!
もくじ
エレキベースを選ぶ前に知っておいた方が便利なこと
エレキベースの購入を検討している初心者の方が、実際に楽器店などで選ぶ前に知っておくと便利なことがあります!
それは
- エレキベースの種類について
- アクティブタイプとパッシブタイプの違いについて
- ベース本体以外にも必要になる小物について
です!
楽器店でいろいろ見る前に知っておくと選ぶ際に基準ができて便利ですし、好きなベースを見つけて購入し、自宅でいざ弾いてみようとした時に
「なんだか思っていたのと違う・・・」
「あれ!?音が出ない!」
となってしまうとガッカリしてしまいますよね。
そんなことがないよう、丁寧にご説明します!
エレキベースの種類について
エレキベースにはたくさんの種類がありますが、スタンダードなタイプに「ジャズベース」と「プレシジョンベース」という2つのタイプがあります。
この2つのタイプとその他のベースという3つにわけて、それぞれの違いについて説明します!
ジャズベース
SQUIER ( スクワイヤ ) / Affinity Jazz Bass MN WPG 3TS
エレキベースの種類の中では一番ポピュラーなタイプです。略称は「ジャズベ」なんて言ったりします。
見た目の特徴は細長いピックアップが2つ付いているところ。
この2つのピックアップを使い分けることで、マイルドなサウンドからソリッドなサウンドまで出すことができます。
その為、名前には音楽ジャンルの「ジャズ」という言葉が付いていますがポップスからロックまでいろいろなジャンルにあわせやすく、最初の一本にもおすすめと言われています。
この次にご紹介するプレシジョンベースと比べると一般的にネックが細く握りやすいので、演奏しやすいと感じる方が多いですね。
スラップの音のキレが良いので、将来的にはバシバシっとスラップを決めていきたいという方や、色々なジャンルに対応しやすいバランスのとれた一本が欲しいという方にオススメです!
プレシジョンベース
SQUIER ( スクワイヤ ) / Classic Vibe '60s Precision Bass 3-Color Sunburst
一番最初に誕生したのがこのエレキベースです。略称は「プレべ」と言います。
見た目の特徴は短めのピックアップが互い違いにあわせた状態で付いているところ。この状態で1つのピックアップとなります。
太くてブリブリした力強いサウンドが特徴でロック向きといわれていて、ピックを使った迫力のある演奏はとてもカッコ良いです。
ジャズベースと比較するとネックが太めなので、一般的にはジャズベースの方が演奏しやすいと言われていますがこのネックの方が好きという方ももちろんいます。
力強い音の出る一本が欲しい!ゴリゴリっとロックを演奏したい!という方にはプレシジョンベースがオススメです!
その他のモデルのエレキベース
上記2種類の他にも色々なモデルのエレキベースが発売されていますが、ジャズベ・プレべが一般的によく使われていて、ベースの形の基本形とも言えるので、それ以外はわかりやすくこの記事ではその他という一括りにしてしまいます。
楽器店などでよく見かけるものには
・ジャズベースとプレシジョンベースが混ざっているモデル
SQUIER ( スクワイヤ ) / Affinity Precision Bass PJ MN BPG OLW
・スティングレイタイプ
STERLING ( スターリン ) / RAY4 Black
・サンダーバードタイプ
EPIPHONE ( エピフォン ) / Thunderbird 60s Bass Ebony
・SGタイプ
ESP ( イーエスピー ) / VIPER BASS Cherry
などがあります。
ジャズベースはシングルコイルピックアップ、プレシジョンベースはスプリットコイルピックアップが搭載されているのに対し、スティングレイタイプのようにハムバッキングピックアップが搭載されているモデルもあります。
その他のベースとジャズベやプレべとの違いは様々ですが、ルックスや音色、演奏性などがわかりやすい点です。
このあとにご紹介するアクティブタイプというベースとあわせて、その他のモデルについてはぜひ検討してみてください!
アクティブタイプとパッシブタイプについて
エレキベースには「アクティブタイプ」と「パッシブタイプ」というものがあります。
この2つの大きな違いは、アクティブタイプにはプリアンプといわれる機器が内蔵されていて、乾電池をベース本体に入れる必要があるという点。
この2つのタイプの違いについても細かく説明します!
アクティブタイプ
先ほどお伝えした通り、ベース本体にプリアンプと呼ばれる音色を調整する機器が内蔵されているタイプです。プリアンプを動かすために電池が必要で、ベースの背中に電池ポケットがついています。
プリアンプがあることによって、ベース本体のつまみで高音域や低音域を大きくしたり小さくしたりと音色を細かく調整することができます。
また、電池が切れると、演奏中であってもアンプから音が出なくなってしまいます。
一般的なジャズベースのベース本体のツマミが3つなのに対し、アクティブタイプでは4つや5つのツマミがあるなど数が多くなるので、初心者の方には慣れるまでそれぞれのツマミの役割の把握が難しい可能性があります。
しかし、内蔵するプリアンプによって差はありますが、アンプに繋いだ時に出てくる音の大きさが安定していたり、プリアンプの個性が音色に反映されるので、演奏が上手に聞こえると感じる方もいらっしゃいます。
パッシブタイプ
楽器本体にプリアンプを内蔵していないタイプで、アクティブタイプのように乾電池を使う必要もありません。
一般的なジャズベースやプレシジョンベースはパッシブタイプです。
とはいえ、色々なメーカーからアクティブのジャズベースタイプやプレシジョンベースタイプのエレキベースも発売されていて、「このベースはアクティブとパッシブいったいどっちなの???」となったときは、ベースの背中に電池ポケットがあるかないかで見極めることができます。
パッシブタイプのエレキベースはアクティブタイプとは違いナチュラルな音色が特徴で、演奏している人のピッキングのニュアンスがつけやすく、演奏者の個性がしっかり現れてくれます。
演奏中に電池が切れて音が出なくなってしまった!というようなトラブルも少ないと言えます。
単品とセット、どっちがいいの?
初めてベースを購入する時には、弦の音程を調整するチューニングメーターやアンプから音を出すときに必要なシールド(ケーブル)、立ってエレキベースを演奏するときに肩からかけるストラップなど、ベース本体の他に一緒に購入しておかないと練習や演奏が始められない小物もあります。
これからエレキベースを購入する方でも、知人から譲ってもらったチューニングメーターを持っているという方もいらっしゃれば、何も持っていなくて全て揃えないといけないという方もいらっしゃるでしょう。
全て揃えないといけないという場合は、初心者向けに組まれている入門セットを購入するのも良いと思います。
入門セットにもいくつか種類がありますが、チューニングメーターや教則DVD、ピックなど必要最低限のアイテムが付いてくるセットから、アンプやヘッドホン、ギタースタンド、エフェクターまでついてくるセットもあります。
入門セットのメリットは、まとめて必要なアイテムが揃うので、何を買えばいいかわからないという方におすすめです。
デメリットは、セットで付いてくるアイテムそれぞれの品質に物足りなさを感じる事があるという点。
とりあえずセットで買って一通り揃えてしまい、そこから必要だと感じたアイテムだけ少しづつ買い直してグレードアップしていくか、最初から細かく調べて、吟味しながら自分にあう小物を揃えていくのか、正解不正解はありませんので、ご自身にあうと思う方法を選びましょう!
入門セットの例
入門セットで購入すると、例えばこのような小物がついてきます
PLAYTECH ( プレイテック ) / JB480 Black エレキベース 初心者入門セット
見た目で選んでももちろんOK!
ここまで細かくお話してきましたが、エレキベースの種類などはそんなに重要視せず、パッと見てルックスが気に入ったものを購入するというのももちろんオッケーです!
楽器は購入したあとに練習をしないと、なかなか上達できません。
購入した楽器を家で見た時に、ルックスが気に入っていて見ただけで楽しい気持ちになれるというのは楽器練習のモチベーションを維持する上でとっても大事な事。
ピンクや赤、黄色といったカラフルなベースや、形が派手なベースもたくさんあります。
音色や楽器のクオリティも大事ですが、色や形が「かっこいい!」「かわいい!」と思えるような、見た目が気に入ったものを選ぶのは決して間違いではありません。
好きなミュージシャンの使用しているモデルが発売されていれば、そのモデルを購入するというのも良いでしょう!
これからエレキベースを始める人にとって、音色の好みは判断が難しくても、見た目の好みは判断がしやすいかと思います。
シンプルにルックスが気に入った「これ!」と思えるベースを最初の一本として購入することで、楽器に愛着が湧き、これから先もながくエレキベースを続けていくことに繋がるのではないでしょうか。
エレキベースが楽しい!と思える事が一番大事です!
エレキベースのメーカーについて
ここからは、より具体的にオススメのエレキベースをご紹介できるように、僕が初心者の方におすすめするメーカーをお伝えします!
メーカー記載の順番とおすすめ度合いは関係ありませんので、ご自身が「いいな!」と思うメーカーに注目してみてくださいね!
Ibanez(アイバニーズ)
Ibanez 公式サイト
海外でも人気の日本のメーカーです。
2万円代で購入できるモデルからプロが使用しているモデルまで、とても幅広い価格帯のエレキベースが揃っています。
薄くて弾きやすいネックとコンパクトなボディが特徴的で、洗練されたデザインは家でもステージでもとても見栄えが良く素敵です。
ジャズベースやプレシジョンベースを実際に弾いてみたときに楽器が大きく感じて演奏しにくいと思う方には、ぜひ一度手にとってみてもらいたいと思うメーカーです。
YAMAHA(ヤマハ)
YAMAHA 公式サイト
ピアノやギターなどの楽器や、楽器以外でも幅広い製品で有名な日本のメーカーです。
エントリーモデルで4万円代から販売していて、かつ、比較的安い価格帯ながら品質はとても高いエレキベースが多いです。
知名度と実績に裏付けられた安心感もありますね。
Fender(フェンダー)
Fender 公式サイト
世界的に有名なエレキギターやベースのブランドで、エレキベースにおいてはどのメーカーよりも長い歴史を持ちます。
エントリーモデルで7万円代くらいから販売しています。
エレキベースのスタンダードであり、最も人気のあるメーカーと言えます。
王道のベースが欲しい方におすすめです。
Squier(スクワイヤー)
Fender 公式サイト Squier商品ページ
Fender傘下のブランドです。
Fenderのエレキベースをしっかりと受け継ぎながらも、手に入れやすい価格帯で販売していてカラフルなモデルも多いのが特徴。
価格帯は2万円代から4万円代が多く、カラフルなエレキベースが欲しい方や、王道のFenderのエレキベースが欲しいけど価格が気になるという方におすすめです。
僕が高校生の頃に初めて買った楽器はSquierのエレキギターでした。
おすすめのエレキベースはこれ!
前置きが長くなってしまいましたが、ここからは初心者の方にオススメのエレキベースのモデルをご紹介します!
こちらもメーカー記載の時と同じく、記載の順番とオススメ度合いは関係がありませんので、気になる一本をチェックしてみてください!
比較しやすいようにリンク先の価格も掲載させていただきますが、価格は変動する可能性が高く、あくまで参考程度であり、2020年1月の記事執筆時の価格となります。
ご了承くださいませ。
Ibanez GSR280
世界で活躍する国内ブランド Ibanezが「ステージへ最速」をコンセプトにデザインしたモデルで、ボディがコンパクトなので抱えやすく、細いネックは弦が押さえやすいのが魅力です!
小柄な方で、演奏のしやすさを重要視したいという方にオススメしたい1本!
Ibanez ( アイバニーズ ) / GSR280QA-TMS Transperent Marine Sunburst
YAMAHA TRBX304
今回ご紹介するエレキベースの中では唯一のアクティブタイプのエレキベースです!
ベース本体のツマミの数は多く感じますがとてもわかりやすく、「パフォーマンスEQスイッチ」によりスラップや指弾き、ピック弾きなどにおすすめのプリセットが計5種類組まれているので初めてのアクティブベースという方でも安心!
YAMAHA ( ヤマハ ) / TRBX304 WH エレキベース
Fender Player Series
ヴィンテージ・ベースの仕様と正統なフェンダーサウンドを受け継ぎながら、このシリーズのために開発されたピックアップにより、わずかにエッジを立たせた現代的なサウンドが特徴のシリーズ!
ジャズベース
FENDER ( フェンダー ) / Player Jazz Bass 3-Color Sunburst ジャズベース
プレシジョンベース
FENDER ( フェンダー ) / Player Precision Bass Maple 3-Color Sunburst
Squier Affinity Series
Fenderを受け継ぎながら、初心者の方向けに手に取りやすい価格帯で発売されているモデル!
下記リンクのプレシジョンベース(PJタイプ)では、通常のプレシジョンベースはピックアップがひとつですが、こちらのモデルではジャズベースタイプのピックアップも搭載しているので幅広い音作りができるのも魅力です!
ジャズベース
SQUIER ( スクワイヤ ) / Affinity Jazz Bass MN WPG 3TS
プレシジョンベース(PJタイプ)
SQUIER ( スクワイヤ ) / Affinity Precision Bass PJ MN BPG OLW
Legend LJB-Z
先ほどのオススメのメーカーの項目では紹介しませんでしたが、歴史ある日本のギターブランドARIAのファミリーブランドとして、低価格帯のモデルを販売いしているLegendというブランドのエレキベースです!
低価格なので、上記のエレキベースと比較すると楽器としてのクオリティが少し下がってしまうのは否めませんが、「とにかく価格を抑えたい」という方や「試しに1本購入して弾いてみたい」という方にオススメです。
Legend レジェンド エレキベース 3トーンサンバースト LJB-Z 3TS ソフトケース付属
5弦や6弦のベースもある
エレキベースと聞くと、弦が4本のものを想像する方が多いかと思いますが、実は弦が5本や6本ある「多弦ベース」と呼ばれるエレキベースもあります。
弦を増やすことで演奏できる音域が広くなり、ヘヴィなサウンドや高音域でのソロプレイやコードプレイが可能となりますが、演奏しながら不必要な弦を鳴らさないように気をつけないといけなかったりネックが太くなったりと、演奏の難易度が上がる傾向もあります。
そんな多弦ベースですが、5弦の場合は4弦ベースよりさらに低い音が出る弦が1本足されていて、6弦ベースの場合は5弦ベースの状態に加えて4弦ベースよりさらに高い音が出る弦が1本足されているのが一般的。
演奏のしやすさや一般的という点から4弦ベースで始める方がほとんどですが、憧れのミュージシャンが5弦ベースを使用していて、多弦ベースの購入を検討している初心者の方もいらっしゃるかと思います。
そんな方におすすめなのは、ぜひ一度楽器店で実際に試奏してみること。
多弦ベースはネックが太かったり一番低い音の出る弦の音色がイメージと違うこともあるかと思いますので、4弦ベースと弾き比べてみて、どのくらい違うのか確認してみましょう。
5弦ベースのオススメ YAMAHA TRBX305
先ほどお伝えしたように、多弦ベースはモデルによっては低い音の再生能力が物足りなく感じてしまうこともあります。
YAMAHA TRBX305は、先ほどご紹介したYAMAHA TRBX304の5弦モデルで、プリアンプの性能が高く、価格帯と楽器のクオリティがとても優れていますよ!
ミディアムスケールやショートスケール、左利き用について
エレキベースにはスケール(一般的にはナットからブリッジまでの長さのこと)というものがあって、スケールにも種類があります。スケールの種類は
- スーパーロングスケール
- ロングスケール
- ミディアムスケール
- ショートスケール
となります。
ジャズベースやプレシジョンベースなど一般的なのはロングスケールで、選択肢の多さを考えるとロングスケールでエレキベースを探すのがおすすめかと思います。
ですが、ロングスケールより少し短い「ミディアムスケール」や「ショートスケール」を採用しているエレキベースで有名なモデルもあるので、小柄な方で、一般的なエレキベースだと大きくて演奏しにくく、演奏しやすさをもっと重要視したいという方はミディアムスケールやショートスケールのエレキベースを検討してみるのもオススメです!
また、左利きの方はレフティモデルのエレキベースを購入するという方法もあります!
しかし、残念ながらレフティモデルのエレキベースは種類が少ないのが現状です。
左利きだけど右利き用のエレキベースやギターを演奏している方もいらっしゃいますので、もし左利きのベーシストやギタリストのお知り合いがいらっしゃれば、ぜひレフティモデルについて相談してみましょう!
音楽教室のご紹介
この記事に紹介されていた内容の他にも、音楽に関する疑問点などはございませんか?
筆者が代表を務める音楽教室「Nice Love Music School」では、体験レッスンを実施しています。
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まずはぜひお気軽に体験レッスンから!
まとめ
以上、僕が考える初心者の方におすすめのエレキベースの種類やモデル、そしてエレキベース8選でした!
「購入を検討していて楽器店に行っても、目移りしてしまってどれを選べばいいのかわからない」
という初心者の方でも、スタンダードなジャズベとプレべについてだったり、その他にも演奏しやすいモデルやアクティブタイプ、見た目が好きなモデルなど、情報や希望を整理していけば自然とご自身にあうエレキベースが見つかると思います!
最初の1本を探している方から2本目でグレードアップしたいという方、アクティブベースに挑戦してみたいという方など、たくさんの方にとってお役に立てたら幸いです!
好きな楽器を手にしてワクワク楽しい毎日を送りましょう!
それでは!
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