【エレキベースの塗装】ラッカーやポリウレタンなど初心者向けに紹介!

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エレキベースの塗装の種類を役割と一緒に初心者向けに紹介したブログのサムネイル画像

エレキベースを見ていると「フィニッシュ:ポリウレタン」なんて文字を見かけることがありますよね!

このフィニッシュとは楽器の塗装のことで、これは「このベースはポリウレタン塗装です」という案内なのです。

楽器の塗装には種類があって、このブログ内でもたまに登場する「ラッカー塗装」などは取り扱いに注意が必要という一面もあります。

そう言われると、「自分の楽器の塗装は気をつけないといけないのかな」なんて心配になりますよね!

そこで!

この記事ではエレキベース初心者の方に向けて塗装の種類をご紹介!
記事の最初では塗装の役割もご説明します!

ルックスや取り扱いへの影響が大きくて、実は音色にも関わってくる楽器の塗装。

ぜひチェックしてみてくださいね!

もくじ

塗装の役割

さて!
ではまず最初にエレキベースにおける塗装の役割をご紹介します!

役割は大きく分けて2つあって、まず1つ目は木材の保護の役割です。

エレキベースは木材を加工して作られていますが、加工された後も木材は湿気を吸ったり乾燥したりしています。

日本では四季による気候変化が大きいことから割れてしまうなどの問題も起こりやすいので、きちんとした塗装で仕上げることでそれらから守るという役割があります!

そしてもう1つは装飾としての役割です!

塗装することで見た目も綺麗になりますし、その工程で着色することによって色鮮やかでカラフルなベースやギターが誕生したり、色をつけないナチュラルカラーや木目が見えるシースルーなどの楽器が誕生します!

そんな役割を担う塗装の種類をみていきましょう!

ラッカー塗装

まず最初にご紹介するのが冒頭でも登場したラッカー塗装!

ヴィンテージと呼ばれるベースやギターで主流となっている塗装です!
手間と時間をかけて塗装していくので大量生産が難しく、コストもかかるので現在では高級なエレキベース等に施されています。

塗膜が薄いことが特徴でその為ボディの鳴りへの影響が少なく音が良いと言われていますが、その反面、傷や打痕が付きやすいというデメリットもあります。

経年変化によって起こるウェザーチェックと呼ばれるひび割れや細かいシワを楽しむことができて、音質的にも時間とともに熟成されていくという、とても渋い印象の塗装ですね!

ラッカー塗装でとても話題になるのはデリケートで扱いが難しいという点!
ギタースタンドなどのゴム部分に触れていると変色したり変質してしまったりしますし、長時間の演奏でTシャツのプリントが移ってしまったという話もある程です!

ポリッシュなどメンテナンスグッズの使用にも注意が必要ですが、独特の綺麗な光沢感と暖かみのある質感や、ヴィンテージ楽器への憧れも相まってとても魅力的な塗装ですね!

ポリウレタン塗装

SQUIER ( スクワイヤ ) / Affinity Jazz Bass Brown Sunburst

SQUIER ( スクワイヤ ) / Affinity Jazz Bass Brown Sunburst

SQUIER ( スクワイヤ ) / Affinity Jazz Bass Brown Sunburst

次にご紹介するのはポリウレタン塗装!

ベースやギターなどの塗装の中でも、最もよく施されているのがこの塗装です!

外部の環境による変色や変質の反応が起こりにくくて、硬度が高く耐久性に優れていてます!
温度や湿度などの変化にも強く、ラッカーよりも扱いが簡単という塗装です!

磨くと綺麗に艶が出るのも嬉しいですし、経年変化によって次第に黄色く変色してきますが、それを楽しむこともできます。

比較的薄く塗ることが可能という一面もあるそう!

ポリエステル塗装

FENDER ( フェンダー ) / 75th Anniversary Jazz Bass

FENDER ( フェンダー ) / 75th Anniversary Jazz Bass

FENDER ( フェンダー ) / 75th Anniversary Jazz Bass

3つ目にご紹介するのはポリエステル塗装!

初心者用や入門モデルなど、大量生産で作られる価格の安い楽器に施されていることが多い塗装です!

経年変化に強くて丈夫なのがメリット!
しかし塗膜が厚く、ラッカー塗装とは逆にボディの鳴りに影響が出てしまうと言われています。

また、ぶつけた箇所がパリッと欠けて塗装が剥がれてしまうという一面もありますよ!

でも、丈夫で取り扱いが簡単というのは初心者の方にはとても安心できる嬉しい塗装といえますよね!

オイルフィニッシュ

オイルフィニッシュのエレキベースのサンプル画像1
出典:amazon.co.jp
オイルフィニッシュのエレキベースのサンプル画像2
出典:amazon.co.jp

Bacchus WOODLINE 417AC/E BR O エレキベース バッカス

最後にご紹介するのはオイルフィニッシュ!

オイルステインと呼ばれる塗料を使った塗装仕上げです!

筆者としては何と言ってもルックスがとても魅力的だと感じていて、木目がとても良く見えて綺麗、かつ上品な風合いや質感を楽しむことができます!
塗膜が薄いので、ボディの振動を邪魔しないというメリットもありますよ。

しかしその反面、どうしても保護性能では劣ってしまい、湿度などの影響に気を使いますし傷や汚れが付きやすいと言えます。
渋い見た目がとても素敵ですがカラーバリエーションは少ないです!

おすすめポリッシュ

さて!
ここまで塗装の種類をご紹介してきましたが、一緒にメンテナンスグッズにも触れておこうと思います!

どんな塗装でも、切っても切り離せないのがボディを綺麗にしたりする時に使用するポリッシュ。

下記のポリッシュはとても有名で、筆者が楽器販売店に勤務していた時もとてもよくご購入いただいていました!

KEN SMITH ( ケンスミス ) / PRO FORMULA POLISH 楽器用ポリッシュ

KEN SMITH ( ケンスミス ) / PRO FORMULA POLISH 楽器用ポリッシュ

ポリウレタン・サテンフィニッシュの楽器はもちろん、作られてから何十年も経っているラッカー仕上げのヴィンテージギターやアコースティック楽器、ドラムやピアノなどあらゆる楽器に使用可能です。

販売ページより

楽器屋さんで見かけた時などはぜひ手に取ってみてくださいね!

まとめ

エレキベースのボディ部を下から撮影した画像

エレキベース初心者の方に向けて、塗装の役割と種類をご紹介してきました!

どの塗装が良いのかという判断はなかなか難しいところで、「ラッカー塗装に憧れはあるけど実用面を考えるとポリウレタンの方が・・・」という方も多いのではないでしょうか。

ボディの鳴りとあわせて考えることが多いのですが、ご紹介した画像リンクのように価格の高い楽器の塗装がポリエステルということもあります!
なかなか奥が深いですね!

難しいところでもありますが、塗装について知っていると楽器を見たりする時にその一面から楽しむこともできますし、購入を検討する時のこだわりの1つとして持って、より愛着の深い1本に出会えることにもつながります!

ぜひ参考にしてみてくださいね!

この記事が皆さんのお役に立ちますように!
では!

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