手が小さい方や小柄な方がエレキベースを弾いていると、「フレットに指がなかなか届かない」というお話や、「楽器が大きくて構えるのが大変」というお話を聞くことがあります。
左手のフォームや、ベースを構える時の姿勢を改善する事で演奏しやすくなることももちろんありますが、やはり「小さくて演奏しやすいベースが欲しい!」という方もいらっしゃいますよね!
そこで!
今回は手が小さい方や小柄な方におすすめで、かつデザインがかわいいエレキベースをご紹介します!
ぜひ参考にしてみてください!
もくじ
最初にご紹介するのはショートスケールのベース
「手が小さい方や小柄な方が弾きやすいベース」という話題の時によく名前が上がるベースがあります。
それがショートスケールのベースです!
早速聞き慣れない言葉が出てきてしまいましたが、この「スケール」というのは、一般的にはナット(ヘッドとネックの境目の白いパーツ)からブリッジ(弦のおしりを止めている金属のパーツ)までの長さのこと。
ものすごく簡単にご説明すると弦の長さです。
ショートスケールのベースというのはこのスケールが短いベースのこと。
「スケールが短い=手が小さい方や小柄な方におすすめ」というのはとてもよく聞く話で、やはり理由があります。
スケールについて見てみましょう!
エレキベースのスケールについて
先ほどのスケールですが、エレキベースには4種類あって、それがこちらです!
- スーパーロングスケール(35~36インチで約864~914mm。多弦ベースに多い。)
- ロングスケール(34インチで約864mm。一般的。)
- ミディアムスケール(32インチで約814mm。SGベースなどが採用。)
- ショートスケール(30インチで約762mm。ムスタングベースなどが採用。)
この4つのスケールですが、補足で書いてあるようにロングスケールを採用しているベースが最も多く、一般的なジャズベースやプレシジョンベースはロングスケールで作られています。
長さを比較してみると、ロングスケールに対しミディアムスケールは約5センチ、ショートスケールは約10センチ短くなっています。
スケールが短いベースはボディも小さいモデルがあり、楽器そのものが全体的に小ぶりになるので手が小さい方や小柄な方におすすめと言われているんですね!
それぞれのスケールのモデルを紹介
ショートスケールのベースで代表的なのは「ムスタングベース」!
FENDER ( フェンダー ) / Player Mustang Bass PJ Aged Natural
ミディアムスケールのベースは様々なメーカーから発売されていますが、例えばSQUIER ( スクワイヤ )ですと下記のモデルがあります!
SQUIER ( スクワイヤ ) / Affinity Series Jaguar Bass H Charcoal Frost Metallic
あれ、これだけ?
と思われるかもしれません。
スケールの短いベースは確かに演奏しやすいというメリットがあるのですが、実は発売されているモデルが少ないなどのデメリットもあります。
メリットとデメリットについて
スケールの短いベースを使うメリットとデメリット。
どんなものがあるのか見てみましょう!
ショート・ミディアムスケールを使うメリット
ショートスケールやミディアムスケールのベースを使うメリット!
それはここまでお伝えした様に、楽器が全体的に小ぶりなので演奏しやすいという点。
この時に、特に注目されるのがフレットの間隔です。
ロングスケールのベースと比べるとフレットとフレットの間隔が狭いので、手が小さい方でも左手の弦を押さえる動きがしやすくなりますよ!
ショート・ミディアムスケールを使うデメリット
ショートスケールやミディアムスケールのベースを使うデメリット!
それはまず、先ほどお伝えした通り楽器の選択肢が少なくなってしまうという点です。
短いスケールで作られているモデルは実はあまり多くなくて、スケール重視で楽器を探そうとすると苦労してしまう可能性があります。
楽器が少ないと、必然的に弦など小物の種類も減ってしまいます。
特に弦は消耗品ですから、種類が少ないというのはちょっと悩みのタネになりそうですよね。
そしてもう1つのデメリットがロングスケールに持ち替えた時の違和感です。
初心者の方であれば、経験を積んで求めるルックスや音色がしっかり決まってくると、種類が豊富なロングスケールへの持ち替えを検討するタイミングはやはり来ると思います。
その時に、違和感があったり演奏面で苦労してしまう可能性があるというのがもう1つのデメリットと言えます。
ロングスケールでおすすめのモデルもあります
スケールが短いベースのメリットとデメリット。特にデメリットはなかなか避けては通れませんよね。
手が小さかったり、小柄な方でもロングスケールのベースを弾いている人はたくさんいらっしゃいますし、ここまでの内容を振り返ってみて、「ロングスケールで探してみようかな」と考える方もいらっしゃるかと思います。
とは言っても!
やっぱり弾きやすいベースがいいですよね。
そして実は!ロングスケールのエレキベースの中にもたくさん種類があって、ボディが小ぶりなモデルやネックが細いモデルもありますよ!
そのようなモデルも、手が小さい方や小柄な方におすすめです!
大切な事
ちなみに、上記のメリットとデメリットを比較した時に、「短いスケールのベースはあまりおすすめできない」というお話を聞くこともあります。
特にショートスケールはデメリットばがりが目立ってしまいがちです。
ですが、筆者はそうは思っていません。
大切なのは、メリットとデメリットをしっかり知る事、ショートスケールであるという事を念頭において練習する事、そしてご本人が心から演奏を楽しめる、愛着の持てる楽器を選ぶことではないでしょうか。
メリットとデメリットを楽器購入前にしっかりと比較し、ご自身にあうベースとしてショートスケールやミディアムスケールのベースを選ぶのであれば問題ないと考えていますよ!
ここからはショートスケールのベースとおすすめのロングスケールのベースをご紹介します!
ぜひ参考にしてみてくださいね!
なお、リンク先は楽器通販大手のサウンドハウスの販売ページとなっています!
筆者もとてもよく利用している楽器販売店です。
ぜひ他の商品もチェックしてみてください!
サウンドハウスのトップページはこちら→サウンドハウス
ショートスケールのベースを紹介
まずはショートスケールのベースをご紹介!
FENDER ( フェンダー ) / Player Mustang Bass PJ Aged Natural
FENDER ( フェンダー ) / Player Mustang Bass PJ Aged Natural
伝統的なムスタング・ボディにジャズベースとプレシジョンベースのピックアップを搭載し、柔軟で大迫力のあるサウンドを生み出します。さらに伝統的な3ウェイピックアップスイッチにより、幅広いサウンド設計が可能。(販売ページより抜粋)
FENDER ( フェンダー ) / American Performer Mustang Bass
FENDER ( フェンダー ) / American Performer Mustang Bass Satin Surf Green
American Performer ムスタングベースのために開発されたYosemiteピックアップを搭載。高い出力を実現する面取りのないポールピースのスタッガード仕様を採用し、あらゆる音楽にマッチするダイナミックなサウンドを奏でます。トーンを絞った際に低域をアッテネートするGreasebucketトーンサーキットを搭載し、クリアでナチュラルなサウンドを生み出します。(販売ページより抜粋)
SQUIER ( スクワイヤ ) / Sonic Bronco Bass
SQUIER ( スクワイヤ ) / Sonic Bronco Bass Laurel-FB White-PG Black
Squier/Bulletシリーズの後継にあたるSonicシリーズ。Sonic Bronco Bassは初心者や手の小さい女性にも最適なショートスケールを採用したベースです。(販売ページより抜粋)
ロングスケールでおすすめのモデル
続いてロングスケールでおすすめのモデルをご紹介します!
Ibanez ( アイバニーズ ) / GSR280QA-TYS Transperent Yellow Sunburst
Ibanez ( アイバニーズ ) / GSR280QA-TYS Transperent Yellow Sunburst
GIOシリーズは、世界で活躍する国内ブランド Ibanezが「ステージへ最速」をコンセプトにデザインしたモデルです。指板材には少し珍しいパープルハートが用いられ、エッジの鋭いアタック感とロングサステインを実現します。取り回しの効くコンパクトかつ軽量なボディや細めのネックは、初めてベースを手にする方や 女性や子供の方にもおすすめしたいポイントです。(販売ページより抜粋)
音楽教室のご紹介
この記事に紹介されていた内容の他にも、音楽に関する疑問点などはございませんか?
筆者が代表を務める音楽教室「Nice Love Music School」では、体験レッスンを実施しています。
レッスンの回数はマイペースに月1回からでも受講可能。
前日までにご連絡頂ければ振替対応も可能ですので、急な予定が入ってしまってもご安心頂けます。
まずはぜひお気軽に体験レッスンから!
まとめ
手が小さい方や小柄な方におすすめで、デザインがかわいいエレキベースをご紹介してきました!
短いスケールのベースを選ぶのか、はたまたロングスケールのベースを選ぶのか。
今回ご紹介したモデルでも、座って弾く時にベースがなかなか安定しなかったりするものもありますし、どうしてもデメリットが先行してしまって悩んでしまいますが、ぜひ参考にしてみてください!
ちなみに!
エレキベースは色々なメーカーから様々な種類のモデルが発売されていて、この記事でご紹介したもの以外のモデルや、初心者の方にオススメのメーカーなどを書いた記事もあります!
ぜひあわせて読んでみてくださいね!
この記事がみなさんのお役にたてますように!
では!
こちらの記事もおすすめです!
【エレキベース初心者向け】ピックの選び方をご紹介!形や素材等も解説!
【エレキベース初心者向け】チューナーの種類やおすすめモデルを紹介!
【初心者向け】エレキベースのシールド選び方!ポイントやおすすめ紹介!