「楽器を始めてから毎日楽しく弾いてるけど・・・音楽理論っていらないのかな?それともいる?」
そう思ったことはありませんか?
僕は、僕自身には「音楽理論は必要」だと思って勉強しました。
でも、僕が講師をしているエレキベースや、その他にもエレキギターなどを演奏されている方の中には、
「音楽理論は全然知らない」
「音楽理論はよくわからないけど、なんとなく大丈夫になってる」
というお話をされている方もいらっしゃいます。
はたして、楽器を演奏する上で音楽理論は必要なのでしょうか。
そしてそもそも、「音楽理論」ってなんなんでしょうか。
音楽理論に興味がある人や、知らない事に少し不安を感じている方、音楽理論を勉強してみたいけどなんだか一歩踏み出せない方に向けて、僕の考えをお伝えします!
楽器を上達したい!と思っている皆さんの力になれますように!
もくじ
音楽理論は必要なのか
さて!
このブログを読んでくださっている方は、皆さんきっと
「音楽理論っているのかな?」
「音楽理論は勉強したほうがいいのかな?」
と思っていらっしゃる方だと思います。
まず最初に僕の答えをお伝えします!
楽器を演奏する上で音楽理論は必要なのかどうか。
その答えは
「このブログを読んでくださっているのなら、もう勉強をスタートしたほうがいい」
です!
でも人によって考え方は様々で
「音楽理論は必要ない」
「音楽理論を知ると個性がなくなる」
というお話を聞いたこともあります。
個人的には、音楽理論を知る事で自分の個性がなくなったという意識はあまりありませんが・・・確かにそのような事もあるのかもしれません。
でも僕は、やはりこのブログを読んでくださっている方はもう勉強をスタートした方がいいと思います。
その理由をご説明しようと思うのですが、その前にそもそも
- 音楽理論とはなんなのか
- どんな時に役に立つのか
ここが明確にならないと「勉強したほうがいい」と言われてもなかなか納得できませんよね。
なのでまずは「音楽理論とはどんなもので、どんな時に役に立つのか」という点について、僕の考えを実体験も交えてご説明します!
ちなみに僕は、音楽理論を勉強してからのほうが音楽もエレキベースも楽しいですよ!
そもそも音楽理論とは何か
早速ですが、まず音楽理論とはなんなのでしょうか。
Googleで検索してみると、Wikipediaにはこう書かれています。
音楽理論(おんがくりろん、英語:music theory)とは、音楽学の一分野で、音楽の構造や手法を理論立てて説明するもの、またその論。
Wikipediaより抜粋
「音楽の構造や手法を理論立てて説明するもの」というのが音楽理論とは何かの答えになりそうです。
僕はこう教わりました。
「音楽が作られていく中で良いと思われた現象をまとめたもの」
この「良いと思われた現象をまとめたもの」という考えが、僕はめちゃくちゃ大事だと思っています。
上記の2つを僕なりに整理して(というか組み合わせて)「音楽理論とは何か」の結論を出すと
・音楽が作られていく中で良いと思われた現象をまとめたもので、それを使うことで音楽の構造や手法を説明することができる
となります!
先ほどもお伝えしましたが、上記の結論の中で大事なポイントだと思っているのが「良いと思われた現象をまとめたもの」という考えで、これをもう少し細かくすると
音楽理論が先に生まれてその理論をもとに音楽が作られてきたのではなく、音楽が生まれて、その音楽の良いとされた事やかっこいいとされた事を理論立ててまとめたのが音楽理論である
というように考えることがきます。
つまり!
音楽理論は過去のすごい音楽家がたくさんの音楽を作っていく中で残してくれたノウハウである
ということになるのです。
「音楽理論は必要かどうか」を考える時に、真面目な人ほどつい「理論を知らないと音楽ができない」と極端に考えてしまいがちかもしれません。
でも、「音楽理論とは何か」の答えを踏まえてみると、
音楽理論を知らないと音楽が出来ない
のではなく、
理論を知らなくても音楽はできるけど、先人のノウハウをまとめた音楽理論を知っていると音楽を作る時に役に立つ
と考えることができると僕は思っています。
では具体的にどんな時に音楽理論が役に立つのかご説明します!
音楽理論はどんな時に役立つのか
さて、では音楽理論はいったいどんな時に役に立つのでしょうか。
僕が講師をしているエレキベースや、バンド活動に視点を置いて考えてみます。
例えば「楽しくエレキベースを演奏したい!」というだけなら、音楽理論は必要ないと言えますね。
弾けないフレーズと出会った時に練習して弾けるようになるという達成感はとても楽しいですし、コピーバンドを結成してみんなでスタジオに入って好きな曲を一緒に練習するのも凄く楽しいです。
そしてそこに音楽理論は必要ないと言えます。
ではその後、
「バンドで曲を作ってみよう!」
となったらどうでしょうか。
このような時に、音楽理論が力になってくれる時が必ずあります。
僕の経験を例にすると、僕が初めて曲を作ってみようと思ったのはエレキベースを弾くようになって1年経つかどうかの頃だったと思います。
最初は好きな曲を真似してコード進行を決めて、感覚でふんふん歌いながらメロディをつけたりベースラインをつけたりしたものを録音して、なんとなく形になりました。
クオリティはとりあえず置いといて、感覚で曲を作ることができたんですね。
そしてそれから時は流れ、バンドで活動するようになって全国デビュー等も経験しながら、バンドメンバーと一緒に曲を作ったりするようになりました。
そんな中
「憧れのあの曲みたいにもっとカッコよくしたい!」
「なんかサビの前のところ、お前の音おかしい気がしない?」
と言われた時に、僕はかなり長い期間、感覚だけを頼りに試行錯誤して解決していました。
試行錯誤するのも凄く楽しいのですが、今振り返ると、この時に音楽理論を知っていたらものすごく役に立てることが出来ただろうなと考えています。
「憧れのあの曲みたいにもっとカッコよくしたい!」と思った時、感覚ではなく音楽理論の視点から参考にしている曲を分析してみて、あの曲はこんな構造になっているから、新しい曲ではこんな考え方を取り入れてみよう!
と考えることができたり、
「なんかサビの前のところ、お前の音おかしい気がしない?」と話し合った時、コードと自分の演奏を感覚ではなく音楽理論の視点から見て、どの音がおかしいと思う原因になっているのか突き止めることができます。
音楽理論が、迷った時の道しるべになってくれるんですね。
曲を自分たちが目標としている姿に近づけていく時に、感覚だけに頼るよりも早く近づけるし、別の姿を見つける手助けをしてくれます。
このような事を感覚でスピーディーに行うことができる人は、音楽理論を知る必要はないかもしれません。
でも、このブログを読んで下さっている人はきっと、感覚だけで音楽を作ることに限界を感じていたり不安を感じているのだと思います。
そしてそんな気持ちとともに
「音楽理論っているのかな?」
「音楽理論は勉強したほうがいいのかな?」
と思っているのなら、今から音楽理論の勉強を始めてみてはいかがでしょうか。
音楽理論を身につけるのに早すぎるということはありません。
僕は自分の過去を振り返って、何度かあった「音楽理論を勉強するかどうかを悩んだタイミング」で、早めに勉強しておけば良かったと思った事が正直あります。
そして音楽理論を勉強した今、「勉強しておいて本当に良かった」とも思っています。
思い立ったが吉日という言葉もあるように、音楽理論に興味があるのなら、早いタイミングで勉強を始めることをオススメします!
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まとめ
ここまでで
- 音楽理論とは必要なのか
- そもそも音楽理論とは何か
- 音楽理論がどんな時に役に立つのか
- なぜもう勉強するべきなのか
を僕なりに経験を交えてお伝えしてきました!
そしてこのブログでは、僕がエレキベース講師というのもあって、エレキベースを演奏する上で知っておくと役に立つと僕が考えている音楽理論を、より身近に感じてほしいという気持ちをこめて「知って得する音楽理論」として紹介しています。
音楽理論にとらわれ過ぎてしまってはいけませんが、僕が自分自身の経験を振り返った時に、これから色々な経験をしていくエレキベース初心者の方や音楽理論を勉強してみようかなと思っている方が、興味を持ったタイミングですぐ音楽理論に触れることができるような場所を作りたいと思ったのが、紹介していこうと思ったきっかけです。
このブログを通じてお届けしている情報が、皆さんにとってお役に立てますように!
では!
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